現場スタッフが教える “6月の空き家で見逃しがちな危険サイン”

こんにちは、空き家見守り隊のスタッフです。

出雲市・島根県内で日々、数多くの空き家管理を行う私たちは、「6月」という月に特有の“見えないリスク”を数多く見てきました。

この記事では、実際の現場で私たちが感じている「この時期、特に注意すべき5つのサイン」と、それにどう対応すればいいかをお話しします。

遠方で空き家をお持ちの方、相続したけれどどうすればよいか悩んでいる方の参考になれば幸いです。


サイン① 「押し入れや床下のカビ臭」

最も多いのが「梅雨入り前後に発生するカビ」。

締め切った家では空気が滞留し、湿度が上がります。その結果、押し入れ、床下、壁裏、浴室、トイレなどがカビの温床になります。

実例: 松江市から出雲市に相続した家を管理しているAさん。

5月に訪問した際には問題なかったのに、6月中旬に再訪したとき、押し入れの中に黒カビが発生し、布団がダメになっていたというケースがありました。

アドバイス:

  • 月に1度は通風・換気を。
  • 除湿剤を設置、特に北側の部屋や押し入れに。
  • 浴室・洗面所などの水回りは乾いた状態に。

サイン② 「雨樋の詰まり&雨漏り」

6月は雨量が増えることで、見えない場所の劣化が一気に進みます。

雨樋が落ち葉や砂で詰まり、水があふれて外壁を伝ってしまうと、そこから家の内部に水が入り込み、雨漏りの原因に。

実例: 斐川町で管理している空き家では、梅雨入り後の点検で屋根裏に雨染みを発見。

原因は詰まった雨樋からのオーバーフロー。屋根材の一部にもひび割れがあり、放置していれば天井材の腐食につながるところでした。

アドバイス:

  • 年に2回は雨樋の清掃(春・秋がおすすめ)
  • 外壁・屋根の点検はプロに任せて安心
  • 軒下や屋根裏にシミがないかチェック

サイン③ 「虫の死骸やフン」

6月はシロアリ・ムカデ・ゴキブリ・ハチなどの活動期。

室内の隅や天井に虫の死骸、糞、羽などが落ちていることは、何かが“内部に侵入している”サインです。

実例: 旧大社町で空き家管理していた家で、6月の点検時に畳の隙間から無数の羽アリの羽を発見。

その後調査すると、床下にシロアリの巣があり、一部柱が弱くなっていました。

アドバイス:

  • 虫のフン・死骸・羽を見つけたら、床下・屋根裏を調査
  • 侵入経路になりやすい換気口や基礎の穴に注意
  • シロアリは早期発見が命!6月は点検を

サイン④ 「草木の急成長」

空き家の“見た目”を大きく変えてしまうのが、6月の雑草と庭木の成長。

伸び放題になると「管理されていない家」と思われ、犯罪リスクや苦情の原因にも。

実例: 出雲市塩冶町の住宅地にある空き家で、6月の点検時に庭木が電線にかかりそうになっていたことがあり、即日伐採対応。

その後、近隣住民から「よく気づいてくれた」と感謝されました。

アドバイス:

  • 月1回の草刈り・剪定がベスト
  • 電線・道路にはみ出す前に対応
  • 伸びた枝や草は、害虫・不審者の隠れ場所に

サイン⑤ 「室内の異臭・排水の詰まり」

6月は水道が使われないことで、排水管のトラップが乾き、下水臭が上がってくるケースが多発します。

また、湿度が高いことで室内にこもった匂いが強く感じられることも。

実例: 出雲市内で月1回巡回している空き家で、6月のチェック時にトイレから強烈な異臭。

通水を行い、排水管にたまったガスを流すことで解消しました。

アドバイス:

  • 月1回の通水(キッチン・洗面・トイレ)を忘れずに
  • 換気と合わせて臭いの発生を抑制
  • 排水詰まりは早めに対応すれば安価で済む

専門スタッフからひとこと

「6月は“見えない劣化”が進みやすい月です。草木・湿気・害虫・水回り、すべてが一気に動き出します。遠方に住んでいる方や相続したばかりの方は、目に見える変化が出る前にぜひ一度点検をご依頼ください」


空き家見守り隊では

  • 月1回の定期点検(通風・通水・写真報告)
  • 草刈り・剪定サービス
  • 室内点検・雨漏り・害虫チェック
  • ご近所対応や緊急時の連絡対応

など、出雲・島根で安心して空き家を任せられるサービスを提供しています。

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