こんにちは、空き家見守り隊です。
近年、島根県内でも「熊の目撃情報」がニュースになることが増えています。
特に2025年の秋は、エサとなる木の実が不作で、熊が人里近くまで下りてくるケースが急増しています。
そして実はこの時期、空き家が熊や野生動物の“隠れ場所”になってしまうリスクが高まっているのをご存じでしょうか?
今回は、出雲市・雲南市・奥出雲町を中心に、現場で実際に確認された野生動物侵入の事例と、
空き家を守るためにできる具体的な対策をお伝えします。
🏔 なぜ今、島根で熊の出没が増えているのか?
島根県は豊かな自然に囲まれ、森林率は全国でも上位。
しかし、近年の気候変動によるドングリや木の実の不作により、
熊やイノシシが山から住宅地へと降りてくるケースが相次いでいます。
2025年10月現在、雲南市木次町や奥出雲町では、
「深夜に熊らしき影を見た」「倉庫の中で足跡を発見した」といった報告があり、
地元自治体も注意喚起を強化しています。
出雲市でも、郊外の空き家や畑に面した住宅で「動物の足跡」「倒されたゴミ箱」などが見つかることが増えており、
野生動物が“人のいない空き家”を安全な居場所として利用している実態があります。
🏠 なぜ空き家が野生動物に狙われるのか?
空き家は、人の気配がなく、静かで暗く、外敵からも見つかりにくい環境。
熊やハクビシン、アライグマなどにとって、まさに“理想の隠れ家”です。
特に次のような環境では、侵入リスクが高まります。
- 軒下や床下が空いている
- 果樹(柿・栗・柚子など)が放置されている
- 雑草や竹が生い茂り、外から見えにくい
- ゴミや動物の餌が残っている
- 通風口や倉庫の扉が壊れたままになっている
人間にとっての「少し放置」も、野生動物にとっては“住みやすい空間”です。
特に熊は嗅覚が鋭く、数キロ先からでも食べ物の匂いを察知すると言われています。
🔍 実際にあった出雲・雲南での事例
空き家見守り隊のスタッフが巡回の際に見つけた、実際のケースを紹介します。
🟤 雲南市三刀屋町のケース
長期間使われていなかった倉庫で、床下に動物の足跡と糞を発見。
確認したところ、ハクビシンの巣が作られていました。断熱材が剥がされ、天井裏には枯葉が大量に。
🟤 出雲市斐川町のケース
畑の近くにある空き家の縁側下で、夜な夜な物音が。
防犯カメラを設置したところ、イノシシの親子が餌を探していたことが判明。
草木が伸び放題で、家の周りが動物の通り道になっていたのが原因でした。
🟤 奥出雲町のケース
山に隣接する空き家の物置に熊の足跡。扉の一部が壊され、
中には食べ物の残りや古いゴミ袋が。熊が侵入した可能性が高く、地元警察に連絡し対応しました。
このように、空き家=野生動物の拠点化という問題は、
もはや「山だけの話」ではありません。
🧰 今すぐできる!野生動物の侵入防止5ステップ
① 食べ物・果実・生ゴミを完全に処分する
空き家の庭に実る柿や栗は、野生動物にとって格好の餌。
実が熟す前に収穫・処分し、ゴミは密閉して保管しましょう。
② 通風口・床下・軒下の隙間を塞ぐ
金網や防獣ネットで、動物が出入りできる隙間をなくすことが重要です。
特に床下の通風口や屋根裏への穴は、見落とされやすいポイント。
③ 庭木や雑草を短く刈る
見通しを良くすることで、動物が近寄りにくくなります。
人の出入りがある雰囲気を作ることも効果的。
④ 防犯灯や人感センサーライトを設置
夜間に光が点く場所は、動物にとって落ち着けない空間になります。
安価なソーラー式のセンサーライトでも十分効果があります。
⑤ 定期的に見回りを行う
最も大切なのは「人の気配」を維持すること。
月に一度でも窓を開け、通風を行うだけで、動物の侵入率は大幅に下がります。
🧑🔧 空き家見守り隊ができる防獣サポート
空き家見守り隊では、出雲市・雲南市・奥出雲町などの山あい地域を中心に、
以下のような「野生動物対策サポート」を行っています。
- 月1回の巡回点検で足跡・糞・被害の早期発見
- 通風口・床下・屋根裏の侵入口チェック
- 必要に応じて防獣ネットや金網の施工
- 果実やゴミの撤去・清掃
- 専門駆除業者との連携対応
さらに、巡回時には写真付き報告書を送付。
遠方に住むご家族でも、現地の状況を安心して把握できます。
📸 秋冬の見落としがちな“危険サイン”
- 庭や倉庫に「黒い糞」や「爪跡」がある
- 倉庫や床下から異臭がする
- ゴミ袋が破られている
- 夜中に物音が聞こえる
- 外壁に泥の跡がついている
これらのサインを見つけたら、すぐに点検を依頼してください。
放置すると、建物の破損・糞尿被害・衛生問題に発展することもあります。
🌲 出雲・雲南の空き家を守るには「季節ごとの点検」がカギ
秋は熊やイノシシなどが最も活発に動く季節です。
そして冬を迎える前に、彼らが「越冬場所」を探すタイミングでもあります。
「冬の間だけ使わない家だから」と放置してしまうと、
知らないうちに屋根裏に巣が作られていた…ということも少なくありません。
今の時期に、1回の点検で被害を未然に防ぐ。
それが、家を長く守る最善の方法です。
🏡 まとめ:空き家も“野生の季節”に備えよう
出雲市・雲南市・奥出雲町など、自然豊かな地域では、
熊やイノシシ、ハクビシンといった動物との共生は避けられません。
しかし、「放置しないこと」こそ最大の対策です。
空き家見守り隊では、
・秋冬の防獣巡回
・雨樋・排水・屋根チェック
・写真報告付きの月次プラン
など、地域密着でお家を守っています。
大切な家を、野生動物の“住みか”にしないために。
この秋は、見回り・清掃・侵入口のチェックを徹底しましょう。
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「空き家見守り隊」では、出雲市・雲南市・奥出雲町を中心に
秋冬限定のスポット巡回プランを受付中です。
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