年末前に安心!出雲の空き家でやるべき防犯・防火チェックリスト【2025年版】

年末が近づくと、出雲市・島根県でも空き家トラブルの相談が増え始めます。
特に 「侵入被害」「電気トラブル」「放火リスク」「郵便物の溜まり」 は、年末年始の長期休暇で空き家が無防備になるタイミングと重なり、注意が必要です。

今回は、空き家見守り隊がこれまで現場で対応してきた事例をもとに、
“年末前に最低限やっておくべき防犯・防火対策”をまとめてチェックリスト化しました。

「離れて暮らしていて管理が難しい…」
「帰省する前に、どこを見ればいいの?」

そんな不安が少しでも解消されるように、分かりやすく整理しています。


目次

■ なぜ“年末前のチェック”が必要なのか?

出雲・島根の冬〜年末年始は、空き家トラブルの3大ピークです。

① 人の出入りが減り、防犯リスクが上がる

・帰省前後の長期不在
・近所も家族行事で留守が増える
・暗くなるのが早い

空き家は「侵入しやすさ」が一気に高まります。

② 気温が下がり、火災リスクが増える

・古い電気配線のトラブル
・ストーブの誤作動
・通電したままの延長コード
・ホコリ溜まりによるショート

「久しぶりに点けた暖房」の事故は、毎年全国で起きています。

③ 郵便物・落ち葉・湿気など“放置サイン”が外から見えやすい

外観の変化で「空き家だ」と気づかれやすい季節です。


■ 年末前に必ず行いたい【防犯チェックリスト】

1. 玄関・勝手口・窓まわりの施錠を再確認

「施錠していたつもりが、窓一つ開いていた」というケースは少なくありません。

チェック項目

  • 玄関ドアの鍵は正常に閉まるか
  • 補助錠が使える場合は必ず使用
  • 引き違い窓はロック+補助ストッパー
  • 勝手口や倉庫の鍵も必ず確認

Point:
出雲市の空き家の侵入事例は“窓”“勝手口”が圧倒的多数。


2. 郵便物・チラシの溜まりをゼロにする

郵便物が溜まっていると「誰も住んでいない」サインになります。

  • ポストを空にする
  • 不要チラシの投函を止めるステッカーも有効
  • 長期不在時は近隣にひと声かけておく

3. カーテンの位置を調整し、外からの視線を遮断

閉めっぱなしだと「空き家らしい雰囲気」に。
半分だけ閉めるなど、“生活感を残す工夫”が効果的です。

  • レースカーテンは閉める
  • 厚手カーテンは半開きなど調整
  • 夜は照明タイマーが効果的

4. 外回りの「放置サイン」を消す

侵入者が空き家を選ぶ基準のひとつが “管理されていない様子”

  • 落ち葉を掃除
  • 雑草がひどい場合は草刈り
  • 外壁やフェンスの破損を放置しない
  • ゴミや壊れた物置は撤去

これだけで「管理されている空き家」と認識され、防犯効果が上がります。


■ 冬前の必須!【防火チェックリスト】

1. ブレーカーの状態を確認する

特に以下は要注意です。

  • ブレーカーが落ちてないか
  • 古いブレーカーが熱を持っていないか
  • 分電盤周りにホコリが溜まっていないか

Point:
空き家の火災原因の上位が「電気トラブル」。
使用していない部屋のブレーカーは落としておくと安心です。


2. 古い暖房器具をそのまま放置しない

冬のトラブルで多いパターンがこちら。

  • ストーブの電源が抜かれていない
  • 古い石油ストーブに灯油が残っている
  • ヒーターのスイッチ付近が劣化している

使わない場合は、完全に電源を抜く or 収納することが大切。


3. 延長コードやタコ足配線を撤去

ほこりが溜まった延長コードは発火原因の代表格。

  • 使わない延長コードは撤去
  • たこ足配線は完全に解除
  • 電気ストーブとの併用禁止

4. 落ち葉・可燃物を家の周囲に置かない

空き家の放火で多いのは「外に置いてあった燃えるもの」。

  • 落ち葉の山
  • 段ボール
  • 古い家具
  • 可燃性ゴミ

家の壁面近くに置かないようにしましょう。


■ 出雲・島根で実際にあった“年末トラブル”事例

● 事例①:電気ストーブのスイッチが入ったまま(松江市)

年末に帰省しなかった家のストーブが「ON」のままになっており、
ブレーカーだけが落ちている状態で発見。
もし通電していたら火災になっていた可能性が高いケース。


● 事例②:勝手口の鍵が壊れて侵入被害(出雲市斐川町)

長期間の不在で錠前が錆び、鍵が閉まっていない状態に。
そこから勝手に出入りされていた形跡があり、警察へ通報。


● 事例③:外に積もった落ち葉からボヤ騒ぎ(雲南市)

家の裏に落ち葉が溜まり、風で飛んだ吸い殻が原因でボヤ。
空き家所有者が駆けつけて発見。


■ 年末前に“最低限やってほしい”3つのこと

  1. 通電・施錠・火災リスクの確認
  2. 外回りの見える部分を整える(落ち葉・雑草・郵便物)
  3. 写真を残して管理状況を見える化する

写真記録は、相続や売却時にも役立つ「価値ある資産」です。


■ 空き家見守り隊の年末サポート

  • 月1回の巡回で防犯・防火リスクをチェック
  • 施錠・外周・郵便物の状況を写真付きで報告
  • 落ち葉清掃・草刈りなどのスポット依頼対応
  • 防犯/防火診断の専門業者とも連携可能

特に年末は依頼が集中するため、
**「11月~12月中旬」**の依頼が最も安心です。


■ まとめ

年末は空き家が最もリスクを抱えやすい季節です。
防犯・防火のポイントをひとつひとつ確認することで、
家そのものの寿命をのばし、資産価値を守ることにつながります。

出雲市・島根県で空き家管理にお困りの方は、
ぜひ一度「空き家見守り隊」へご相談ください。

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