🏠 出雲・島根の“冬風”が家を傷める!? 外壁と屋根の早めの点検ポイント
こんにちは、空き家見守り隊です。
11月に入り、出雲市や雲南市、松江市では朝晩の冷え込みとともに、
海風を含んだ強い風が吹く日が増えてきました。
「そろそろ冬の準備を…」と思う方も多い季節ですが、
実はこの時期、空き家にとって一番危険なのが“冬風”によるダメージなんです。
「屋根の一部が浮いていた」
「外壁にヒビが入っていた」
「風の日の翌日に雨漏りしていた」
そんな相談を毎年この季節に多くいただきます。
今回は、出雲・島根の気候を踏まえて、
冬前に確認しておきたい外壁・屋根の点検ポイントを、
現場スタッフの視点から詳しく解説します。
🌬 なぜ“冬風”が空き家にダメージを与えるのか？
出雲や島根の冬風は、想像以上に強烈です。
特に日本海に面した出雲平野は、冬になると西風が連日吹きつける地形。
人が住んでいる家なら、窓の開閉や暖房の熱で建物内部が乾燥・循環しますが、
空き家は空気が動かないため、外からの風圧と湿気をダイレクトに受ける構造になります。
つまり──
- 壁面に微細な亀裂があっても雨風で広がる
- 屋根瓦が浮いていると風で飛ばされる
- 外壁内部に雨水が侵入し、木材や断熱材が劣化
これが「冬の空き家劣化トラブル」の典型パターンです。
🧱 外壁のチェックポイント – ひび割れ・浮き・雨染みを見逃さない！
まず最初に確認したいのが、建物の“顔”でもある外壁です。
✅ チェック1：ヘアクラック（細いひび割れ）
モルタル壁やサイディング壁では、0.3mm程度の細いひびでも要注意。
そこから雨水が浸入し、内部の木材を腐らせることがあります。
出雲市内の築35年の住宅では、1cmのヒビから雨水が侵入し、
室内壁の裏でカビと腐食が進行。補修費用は約20万円にのぼりました。
✅ チェック2：外壁の浮き・剥がれ
風の影響で外壁パネルが“バタつく”音がする場合、
固定金具が緩んでいる可能性があります。
放置すると強風時にパネルが外れる危険も。
✅ チェック3：コーキングの劣化
サイディングのつなぎ目にあるコーキング（シーリング）が硬化・ひび割れしていませんか？
この部分が劣化すると、雨が内部へしみ込みやすくなります。
劣化の目安は築10〜15年。爪で押して硬い場合は交換サインです。
🏠 屋根のチェックポイント – 強風前に“浮き”と“ズレ”を確認！
屋根は冬風の被害を最も受けやすい場所です。
特に、島根のように雪や雨も多い地域では、風＋水＋温度差のトリプルダメージが発生します。
✅ チェック1：瓦のズレ・浮き
遠目でも、瓦が波打って見える・一部色が違う場合は要注意。
瓦がズレて下地が露出している可能性があります。
小さなズレでも、風が吹き込むと一気に数枚が飛ぶ危険があります。
雲南市での実例：
1枚の瓦の浮きを放置した結果、冬の暴風で5枚が飛散。
雨水が屋根裏に入り、天井板の交換が必要となりました。
✅ チェック2：棟（むね）部分の金属板
屋根の頂上にある棟板金が浮いている・釘が抜けているケースも多発。
風が入り込みやすく、一瞬で金属板が飛ばされることもあります。
✅ チェック3：雨漏りの前兆サイン
- 天井に薄いシミ
- 押し入れの奥が湿っている
- 雨の後にカビ臭い
これらはすでに雨水が侵入している可能性大です。
💧 雨樋・排水周りのチェック – 冬風で詰まりが悪化！
冬前にもう一つ重要なのが、雨樋（あまどい）と排水口の確認。
秋に溜まった落ち葉がそのままだと、
風で詰まりが悪化し、雨水が外壁に逆流して染み出すことも。
- 樋の途中で“たわみ”や“変形”がないか
- 排水パイプの接続が外れていないか
- 落ち葉・泥を取り除く
特に松江市・出雲市エリアでは、
海風に乗った砂や潮が詰まりを助長するケースが多いです。
☑️ワンポイント：
雨樋の詰まりは「強風の日に樋から水があふれる」ことで気づくことが多く、
冬本番になってからでは手遅れです。
📸 点検の基本は「記録を残す」こと
空き家を所有していても、
なかなか毎月見に行けないという方も多いと思います。
そんな時は、
「外壁」「屋根」「雨樋」などをスマホで撮影し、前回の写真と比較してみてください。
- ヒビの広がり
- 色の変化
- 部材の歪み
- 雨染みの位置
写真を残すことで、早期の異常発見につながり、修繕費も最小限に抑えられます。
🧑🔧 空き家見守り隊が行う「冬前チェック」の内容
出雲・島根エリアの気候に合わせ、空き家見守り隊では以下のような点検を実施しています。
✅ 外壁・屋根の目視点検（ひび・ズレ・錆など）
✅ 雨樋と排水口の詰まり確認・簡易清掃
✅ 通風・換気チェック（湿気対策）
✅ 通電確認（ブレーカー・照明・漏電確認）
✅ 室内カビ・動物侵入跡のチェック
✅ 点検結果を写真付きレポートでご報告
「冬の風が強い地域だから心配」
「年末帰省まで放置になるのが不安」
といった方に向けて、11月限定でスポット巡回も受付中です。
🏡 まとめ：冬の風を“敵”にしない家づくりを
出雲・島根の冬風は、建物にとって“見えない敵”です。
放置すれば、外壁のひびが広がり、屋根材が飛び、
やがては雨漏りや腐食、資産価値の低下へつながります。
でも、
たった1回の点検・清掃でその多くを防げます。
✔ 外壁のヒビを写真でチェック
✔ 屋根のズレや棟板金を確認
✔ 雨樋の詰まりを掃除
✔ 強風後は外周の異常を撮影
これらを**「冬が来る前のルーティン」**にすることで、
大切な空き家を安全に守ることができます。
📞 出雲・雲南・松江エリアでの冬前巡回受付中！
空き家見守り隊では、
風害・雨漏り・外壁ひび点検などを含む「冬季特別チェック」を実施しています。
お気軽にご相談ください。
あなたの大切な家を、私たちが見守ります。
